最近「メタバース 」という言葉をテレビニュースでも聞くようになりました。「メタバースって何なんだろう?」、「メタバースを業務にどう使えばいいのか?」、「メタバースプラットフォームの情報を知りたい!」
本記事では、メタバースについて簡単に説明し、メタバースプラットフォームやサービス制作会社を紹介します。
1.メタバースとは?
メタバースは、バーチャル空間でアバターを通じたコミュニケーションを行うことができるサービスです。利用ニーズに合わせた仮想空間の制作が可能で、エンターテインメントから産業界まで幅広い分野で使われています。イベント会場や会議室としての利用から、製造・産業分野での技能伝承トレーニングなど様々な用途でメタバースが使われています。
2.デジタルツイン・インダストリアルメタバースとは?
「デジタルツイン」や「インダストリアルメタバース」というキーワードも生まれています。リアルの工場と仮想空間の工業が鏡写しのように存在し、リアルの工場にはセンサーが設置され、取得したデータが仮想空間の工場と連動している事例も発表されています。
以下に様々なメタバースソリューションを提供している会社をご紹介いたします。
3.メタバースプラットフォーム提供会社16選!
①Fynd Reality社
ノルウェーにあるFynd Reality社のメタバースプラットフォーム「CORE」は没入型トレーニングが可能で、NATO軍や、消防署、製造・産業分野でも導入されています。複数名のユーザーと同時ログインすることで、コラボレーション作業や没入型トレーニング、技能伝承などの訓練ができるシステムです。ニーズに合わせた独自開発が可能です。
フォトグラメトリをはじめ様々な手法による、デジタルコピー、デジタルツインに対応しているため、リアルの現場を忠実に再現したメタバース空間でのトレーニングができる特徴があります。日本市場では開発パートナーである、AVRJapan株式会社が販売しています。
②株式会社 ビーライズ
カスタマイズのメタバースプラットフォーム、特に展示会、社内イベントなどを得意している会社です。バーチャル空間で広島カープのファンが集まるアプリも提供しています。
③ネストビジュアル株式会社
デジタルコンテンツやVR・AR技術の制作・開発を提供しています。又はメタバースの制作、バーチャル展示会、などの依頼も可能です。「お江戸メタバース」や「ミウラナオコアートギャラリー」を制作しました。
④Fabeee株式会社
Fabeee株式会社はメタバースパッケージサービス「Fabeee Metaverse Package(FMP)」を展開しています。Fabeee Metaverse Packageはメタバースプラットフォームの構築をすべて支援してくれるため、自社の要望に応じた開発が可能です。
⑤株式会社ambr
xambr(クロスアンバー)というカスタマイズ性の高いメタバースソリューションを提供しています。「全てはユーザー体験のために」というモットーを持って、特にお客様のニーズに合わせて楽しめるアバターやバーチャル空間など制作できます。
⑥株式会社メタバーズ
システムを開発する会社であり、バーチャル展示会、ショールームなどを提供しています。VRの展示会やイベントの展開ができる「CYZY SPACE」というクラウドサービスがありまして、携帯やPCから利用可能なメタバースです。様々な用途やカスタマイズもできるようです。
⑦株式会社Gugenka
VRChatの公式パートナーであるので、VRChatに様々なサポートをしています。他には、メタバースで利用できるMake Avatarというアバターの作成アプリや、メタバース上にストア、ワークスペース、イベントなども提供しています。
⑧株式会社HIKKY
メタバースの制作は主に展示会、販売店舗、音楽のライブ、シアターなどです。独自サービスの「VKET CLOUD」も提供し、アバターをカスタマイズ性が高く、マルチデバイスからアクセスもでき、色々なイベントが楽しめるメタバースです。
⑨クラスター株式会社
「cluster(クラスター)」というメタバース・プラットフォームのSNSを提供しています。利用できるデバイスは、携帯、PC、VRヘッドセットとなっています。バーチャル空間内のイベントなどの制作もしています。
⑩株式会社Synamon
若者向けのメタバースの「SYNMN」を開発した会社です。携帯、PC、VRヘッドセットから簡単にアクセスができIPやブランドのバーチャル空間を楽しめるメタバースのポータルサービスです。
⑪株式会社NTTドコモ
無料のメタバースプラットフォーム「XR World®」を提供し、色々なイベントに参加したり、アバターを作ったりできます。音楽ライブも公開し、今後からイベントのジャンルを広げていく予定があります。
https://official.xrw.docomo.ne.jp
⑫株式会社ソフトギア
中々歴史が長い2008年に成立した会社であり、様々なVRコンテンツやゲームを制作してきました。プログラミングやデバッグなどの作業も依頼できるようです。大規模なメタバースの提供もしています。
⑬株式会社Grune
主に、スマホアプリ、ITコンサルティング、システムの開発などの作業をしている会社ですが、ゼロからメタバースの制作も可能です。VR・ARの開発も多く、様々な依頼ができるようです。
⑭株式会社Thirdverse
主にVRゲーム、ALTAIR BREAKERやソード・オブ・ガルガンチュアなどの開発をしている会社なのですが、メタバースの開発も提供しています。僕が作りたいのは『VR×メタバース』というメッセージがあり、メタバースとの繋がりが強いです。
⑮株式会社Polyscape
「人がより自由に生きられるバーチャル世界を創造する」というスローガンで
2022年2月に設立したゲーム・ソフトウェアの企画・開発・販売を提供する会社です。メタバースの制作もする予定はあるようです。今年の春に初ゲームもリリースする予定であり、様々な期待ができます。
⑯monoAI technology株式会社
業界最大規模の10万人が同時接続可能なメタバースプラットフォーム「XR CLOUD」を展開されています。
商談展示会や、ライブイベントなど企業独自のメタバース空間を制作することが可能なようです。
まとめ
メタバースプラットフォームを提供している会社は、上記に記載しただけで16社あります。各社がそれぞれ得意としている分野や領域が異なるため、事例やサービス内容を確認して問い合わせすることをおすすめします。産業・製造業での没入型トレーニングについては事例が豊富な「CORE」がおすすめです。
産業用メタバース『CORE』
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