12月2、3日湘南アイパークで開催された、「ヘルスケアMaaS2023健康・移動をデータで結ぶ未来」にて、 最新のテクノロジーを組み合わせた最先端救急の世界を体験できる 「未来の救急車」が、大好評のうちに終了しました。
当日は次のような実際の救急搬送を想定し実証実験が行われました。
救急が必要となる現場を模擬し、初期的な状況把握を目的にドローンが現場を撮影、そこに実際の救急車が駆け付ける。スマートグラスを着用した救命士が病院のER(Emergency Room:救急救命室)と遠隔連携し、ERの指示のもと、的確な初期措置を実施する。足りない医療物資はドローンが現場に届ける。
救急車内ではリアルタイムのバイタルデータ及び既往歴等の電子カルテデータをERと双方向でデータ連携し、ERとして患者の様態を正確に把握、手術の事前準備を整える。
4つのテクノロジーのうち、スマートグラスを使用した遠隔支援を弊社が担当致しました。
・スマートグラスで傷病者の容態をリアルタイムに医療機関に伝え、医師の指示を受ける(AVR Japanが担当し「Remote Nakama」を使用した)
・指紋認証によるPHRに紐づく身元確認
・iPadでの医療機関への患者情報送信と、カルテ連携
・ドローンで現場に薬剤配達
救急救命士がスマートグラスを装着し救急車に乗り込み事故現場へ向かう。
実証実験報告
9割が救命率が上がる印象を受け、活用して欲しいと回答した。また緊急時のデータ連携の必要性を認識する結果だった。
現場の状況が可視化されると、今までよりも受け入れてもらえる率も上がるのではないか?という意見もあった。
Remote Nakama・AVRJapan株式会社
AVRJapan株式会社の遠隔作業支援システムのRemote Nakama(リモートナカマ)です。ハンズフリーなウェアラブルデバイスを利用し、音声やチャットで遠隔からリアルタイムにコミュニケーションが可能です。現場と監督が双方向でコミュニケーションを取ることが可能です。アナログ作業におけるヒューマンエラーを無くすことが可能となり、大幅な時間とコストの削減を実現することができます。
- 高画質な映像による双方向コミュニケーション
- 描画ツールを活用して現場への指示を円滑に
- 順天堂大学医学部附属静岡病院での実績
- 藤沢市のヘルスケアMaaS2023に参加