映像配信で差別化を図るには?
コロナ渦での環境の変化により、社外イベントやセミナー等の映像配信についてのお問合せが急増している昨今、映像配信を見る機会も増え、視聴者の目が肥えてきていることも予測されます。
その中で少しでも興味を持ってもらうには、ただコンテンツを配信するだけでなく“他とは違った印象”を与える必要があります。
今回は、社外イベントやセミナー、株主総会、バラエティコンテンツなどで印象を変える1つの手段として、「グリーンバック」を使用した「クロマキー合成」についてご紹介します。
クロマキー合成とは?
クロマキー合成とは、背景を特定のシーンに置き換え・合成する技術のことを言います。
映像の背景と前景を分離するための技術です。この技術は、映像中の特定の色(通常は緑色または青色)を取り除いて、
背景と前景を分離することができます。これにより、映像中のアクターや物体を別の映像に組み込むことができるようになります。クロマキー合成の事例としては、VFX映画やテレビ番組(ニュース・天気予報)などの映像制作に使用されるだけでなく、動画チャットやライブ配信などでも使用されます。
クロマキー合成のメリット
①会場費用や移動時間の削減
クロマキー合成を利用することで、撮影スペースや通信環境さえ確保出来れば背景をデザインした配信が可能です。
豪華なセットを用意したり、わざわざ外部スタジオへ行ったりする必要がなくなり、会場費用や移動時間の削減に繋がります。クロマキー合成スタジオでバーチャルなロケーションを用意できるため、撮影現場への移動がなくなります。
そのためCO2削減への貢献が期待できます。
②背景を好みのデザインにできる
背景が画像1つで自由に設定できます。リアルで実現するにはコストと手間がかかるような背景もクロマキー合成で簡単に再現でき、視聴者の目を引くような画面にデザインすることができます。
映像中のアクターや物体を後から追加することができるため、映像を編集する際に柔軟性が増します。
▼弊社でご提供可能な背景一例
③シーンによって背景を瞬時に変更可能
背景が一瞬で何度も切り替えが可能です。社外イベントやセミナーの進行に合わせて背景を変えることでメリハリのある視聴者を飽きさせない配信の構成が可能です。
特殊効果やCGなどを使用して、映像をより豪華にすることができます。
④後編集が簡単にできる
クロマキー合成には、映像編集ソフトによるあと編集が簡単にできます。映像制作において柔軟性、創造性の増加を与え、コスト削減にもなる技術です。
効果的な撮影のために
クロマキー合成と合わせて使うと便利な機能として、代表されるのがテロップとパワーポイントの合成があります。
昨今の動画制作において「分かり易さ、伝わりやすさ」は最も重要視される要素のひとつです。
3Dの背景にモニターのような空間を浮かべ、その中にPDFやパワーポイント、
動画やストリーミングサイト、オンライン会議などを表示するなど使い方は様々あり可能性を広げられます。
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